上野の杜にある国立美術・博物館の夜間開館をきっかけに、文化庁他主催で「フライデー・ナイト・ミュージアム@上野」なる愉しい企画をやっています。
昨夜は国立西洋美術館でその一つとして、50分ほどのトーク・セッションを行ってきました。
林暁甫さん(NPO inVisible)によるナビゲーションを便りに、研究員・袴田紘代さんとともに展覧会体験のデザインについて語り合う内容でした。
美術展示が持つ様々なストーリーを形にし、来訪者と一緒に拡張するメソッドをめぐって、国内外の事例を参考にしながらかなり具体的な話ができてよかったように思います。しかしやはり50分は‥‥短い。
僕らが大好きな国立西洋美術館が世界遺産になったことを転機に、ふだん美術館に足を運ぶ機会がない方々もアートの空間を満喫できるのにどういうすればいいのか、何が足りないのか、について考え続けていきたいと思っています。