October 25, 2012

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剣豪とピアニスト

昨日は講義の後にキャンパスを切り上げ、乃木坂にあるソニー・ミュージック・スタジオへ向かいました。土曜日にコンサートを聴きに行ったジャズピアニスト秋吉敏子さんとの対談を行うため。対談は、来月放送のNHKワールドBooked for Japanとしてまとめられる予定。去年から毎月撮っている番組ですが、世界で活躍する各界の日本人をゲストに迎え、その人にとってもっとも大切な一冊を選んでもらい、そこを出発点に人生観や世界観などをうかがうのが主旨です。秋吉さんは年齢などまったく関係ないかのごとく力強く、みずみずしく戦後における日米のジャズの歩みと、自分の葛藤と信念をシームレスに織り交ぜながら語ってくださいました。最初と最後に、素晴らしい曲も弾いてくださいました。何よりMCの度肝を抜かせてしまったのは、座右の書が、宮本武蔵の『五輪書』であること。剣豪とピアニストの接点とは、など諸々思い描きながら初めて『五輪書』を最後まで読みました。

ワールドの電波は残念、日本の空を飛んでいません。しかしインターネットでは視聴できます。ぜひご覧ください。

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