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March 5, 2017

ドキュメンタリー『FAKE ディレクターズ・カット版』【DVD】監督 森達也

森達也のドキュメンタリー「FAKE」ディレクターズ・カット版DVDが昨夜自宅に届きました。
公開から1年間。「虚報」が世界中に物議をかもし、民主主義社会の根っこにあるものを揺らしまくってきました。
ウクライナにおけるロシアのdezinformatsiya(虚報戦術)、米大統領選挙中、そしてトランプ大統領が就任後メディアを攻撃するのに使うスローガンとしてのfake news。

16999025_1439314312759585_9003870251871193775_n.jpg「作曲」の真否という日本で起きた小さな出来事を追っていますが、世界の気流、フェイク・ニュースの奇々怪々を眺望できるようなマンションの一室が熱い。

  
映画館パンフに書いたエッセイ「ショートケーキと猫の目」も再録。

  

  

  

  

March 1, 2017

猫は円がいっぱい重なってできた生き物なのです。

17022145_1436471429710540_351516187516749219_n.jpgのサムネイル画像16996297_1436471256377224_6824571667638928622_n.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像
 

北斎がコンパスで動物を描き始めたのは、きっと猫からだと思います(「略画早指南」)。
大きい円に小さな円がいっぱい重なってできた生き物なのです。

February 25, 2017

江戸の心意気 味わう喜び/『日本経済新聞 』2月25日NIKKEIプラス1「食の履歴書」より

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日本経済新聞、今朝の「食の履歴書」にあの仔と一緒に登場。

夕吉のソファになった自分が撮られていると言った方が早いかも!です。

 

 東京はニューヨークやロンドンと違って若い料理人が頑張ってオーナー・シェフになれる道がいくつもあるという強み、「近所」からの発見についても少し語りました。

  

  

爪と肉盤をぎゅっと伸ばす夕ちゃんはそうよそうよ、と同意を示すご様子。

   

     

   

   

February 18, 2017

静かな言葉に変わる「反対」/『北國新聞』2月17日付夕刊「泣き笑い日本のツボ」より

 北國新聞と富山新聞に毎月1回書いている「泣き笑い日本のツボ」は、連載開始から2年目に入りました。

 北國新聞では2月17日(富山新聞では2月18日)に掲載された文章を転載します。

   

静かな言葉に変わる「反対」 トランプ政権誕生1カ月
  
 トランプ政権の誕生から一カ月を迎えようとする今、アメリカでは新大統領を支持するか否かを問わず、政権運営の混乱ぶりに異議を申し立てる声が多い。既成権力をワシントンから追い出す約束を守るべく登場したトランプ陣営だが、はやくも内側から亀裂が走り始めている。
  
 大統領の再側近で日米安保のあり方に巨大な影響力をもつ国家安全保障担当のマイケル・フリン大統領補佐官が、一カ月足らずで辞任に追い込まれた。就任する前、つまりオバマ政権末期の昨年12月、一民間人として駐米ロシア大使と複数回電話で話し、アメリカの対ロ制裁見直しを示唆したという。
 外交に干渉したことは問題だが、かつて同じ役職にいたヘンリー・キッシンジャー氏がニクソン大統領の就任直前にソ連のスパイと会って密談したこともあり、前例のない行為であったわけではない。辞任を決定させたのは、フリンがその事実を副大統領に正確に伝えなかった、つまり嘘をついたことがバレたのである。その2日後、トランプ氏が労働省長官に推薦したビジネスマンが不法滞在中の人間を清掃員に雇った過去があることが知られ、議会から非難を向けられたために指名を辞退するという出来事があった。
  
 非難が渦巻くワシントンから離れてみても、トランプ流のポピュリズムそのものをめぐって、いくつもの亀裂が生じている。よく言われるように、右と左、白人種と有色人種、都会と地方、富める者と持たざる者という具合に、アメリカは複雑に分断されている。メディアへの不信感も募り、多くの人々は、現状に対する違和感や抵抗をどう表現すればいいか迷っているように見える。
  
IMG_3098.jpg しかし、ここ2週間ほどで、トランプ氏が進めようとする排他的なアメリカ・ファーストに対する抗議の仕方に、ひとつの変化が見てとれる。選挙中から就任直後の大規模なデモは規模をしぼりながら各地へと広がっていることと、影響力の強い芸能人らによる非難や呼び掛けが一見穏やかになった、ということである。
  
 記憶に新しいのは先週、米国最大のスポーツの祭典であるスーパーボウルのハーフタイムショーでレイディ・ガガが語り、そして歌った言葉だ。選挙後強烈な抗議を繰り返したガガだが、ここでは米国人なら誰もが愛国心を感じる「第2の国歌」God Bless America(アメリカに神の祝福あれ)と、平等と自由を謳歌したウッディ・ガスリーのThis Land Is Your Land(この国はお前の国)の一節を歌い、国民全員が諳誦している忠誠の誓いからは「神の下に不可分の一つの国歌、万民のための自由と正義」のくだりを朗唱した。
 前者は迫害を逃れ、ロシアから米国に移民した作曲家アーヴィング・バーリンの名作、後者は60年代の公民権運動では主題歌として歌われたフォーク・ソング。歌詞の中には「ぶらぶら歩いていると看板が見えた/表には「立ち入り禁止」/でも裏には何も書いていない/そっち側がみんなの場所だ」と続いている。
  
 「反対」の形は大勢で声高に、から一人ひとりへ、心と記憶に訴える一層強力なメッセージに変わろうとしている。静かだが、穏やかではない。
  
(東大大学院教授、日本文学研究者)
September 11, 2016

社会の中で、自然に/『天理時報』9月11日付「キャンベル教授の日本再発見」より

 過日、ロンドンの大英博物館を訪れたことを書いたが、大英博物館はとりわけ古い市街地にあって、ホテルも近かったので滞在中は朝夕、博物館の周りを散歩するのが楽しみになっていた。
 たとえば、キングス・クロス駅のほど近くには「コーラムズ・フィールド」という場所がある。古い鉄柵に囲まれた、緑豊かな公園である。


 中では親子と見える人たちが遊んでいる。入り口の看板を見ると、「子供と、子供が同伴する大人の立ち入りのみを許す」とある。子供の入場制限を設ける公共施設が多い世の中、しばらく看板の意味が理解できずに立ち止まっていた。
 近くにいた職員に聞くと、この緑地の母体は「公園」ではなく、昔から民間の有志が管理するいわば児童福祉の非営利団体である、とのこと。18世紀末の産業革命で、恵まれない子供たちが過酷な労働を強いられ、遊ぶ場所もなくなったので、せめてここは子供本位でいこう、という精神で作られたそうだ。
「子供を伴わない大人は入れない」と思うと、不公平にも聞こえるが、経緯が分かると逆に嬉しくなる。
 民間主導で、出来る人から少しずつ関わっていくというシステムは、18世紀から英国社会にも根づいていたわけである。  

   

IMG_1228.jpg  日本語で「恵まれない」と言うと、少々湿っぽく聞こえるが、社会に存在するハードルに向かって頑張っている人たち「challenged people」と言うほうが、前向きなニュアンスがあるように思う。いまでもロンドンには、そうした非営利の支援団体やお店がとても多い。ある店では、店舗を職業訓練の場として"challenged people"に提供していることを出口のほうにチラリと、けれども強い意志を持って、表明していた。

 支援を必要とする人たちと、支援しようとする人々が、自然な形で共に社会の中にあって、共に関わり合いながら暮らしている。リオデジャネイロではパラリンピックが開幕するが、ロンドンではそんな印象を持った。

 その近くには、ポット入りの苗木を売る園芸店があった。シャクヤクやテッセン、パプリカなど、いろいろな植物の苗が、明るい店内で可愛く小さな顔を並べていた。
 お昼ごろに通りかかったのだが、店内は多くの人でかなりにぎわっている様子。それも、スーツを着たビジネスマンやOLがほとんどである。「苗をどうするの?」と尋ねてみると、皆オフィスに持って帰り、デスクに飾って育てるのだそう。東京ではあまり見かけないな、という印象がここでも浮かんだ。

(『天理時報』9月11日号掲載)

August 19, 2016

なぜ、このレストランは世界から人を集めるのか。

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「料理王国」9月号の特集は「なぜ、このレストランは世界から人を集めるのか」。
僕は「外国からの友人を誘いたくなるレストランの条件」と題して、8ページにわたって日本の食の持つ引力について語っています。

編集長・民輪めぐみさんの冴えた問いかけに対し、料理に限らず、感覚的な「思考を手放さない」店の選び方についても自由に答えることができました。
僕の大好きなお店の中からオススメの5件を紹介しています。

July 30, 2016

Robert Campbell×ANTEPRIMAコラボレーションニットを紹介します。

メンズとして考えてデザインしたのに試作が上がってくると女性社員から「ほしい!」の声が四辺に響きますw。
なものでサイズ展開もジェンダーフリー、夏から使える気持ち良いニットコレクションが出来上がりました〜。

   

   

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オールオーバー、別名「男のワンピース」(笑)。いくつもの着方ができて、すこぶる楽しい一品です。

日本の秋から初夏の風土にぴったりの、着心地の良い、肩の凝らない美しいカジュアル。

革靴で決めればおしゃれな付き合いにぴったりだし、下にTシャツを着てサンダルに合わせれば究極の普段着になります。

  

  

    

004_jp.jpgボリューム感たっぷりのダブルニットジャケット。

ネクタイを締め、綺麗めのスラックスとセットアップすればビジネスでも使えるし、

ボタンを止めないでしなやかなドレーピングをカジュアルに楽しむもよし。

内側に縫い付けた色違いのラペルは、ネクタイの代わりになって、胸元の印象をぎゅっと引き締めてくれます。

単体でいろんな着回しが効く、まさに「オン」「オフ」の境界線を越えさせてくれるアイテムです。

   

   

   

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一見、シンプルなラウンドネックのリブニット、

だから何も足さずに、例えばカットソーとデニムでまとめてもよし、

襟が小さめのワイシャツに細いネクタイを締め、ウールのスラックスと合わせてカジュアルスマートなビジネスウエアにも使える。

ゆったりしたラウンドネックや、下のリブが半分腰に垂れ、差し色ののぞく工夫がリラックスした大人のゆとりを演出してくれます。

肩のボタンを1つか2つ止めずに着るのもオススメ。

   

   

   

  

  

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2色を大胆に配したニット・プルオーバー。

男物に少ないけれど男が着るとさりげないお洒落感が出るネックデザイン。

腕から肩、胸の上にかけて綺麗な色で縁取ったインパクトのあるカラーパターン。

ボディラインをすっと綺麗に見せる短めの丈と、後ろにたっぷり感が出るルーズな印象が気に入ってます。

 

 

 

  

これ以外にも僕の愛猫、夕吉を大胆にデザインしたニットもお楽しみに。

コレクション全体を通してこだわったのは、ONとOFFを貫く、ひと筆書きの自分でいさせてくれる上質な色と織りとデザイン。

ロバート キャンベル x ANTEPRIMA コラボコレクション、今週から発売。アンテプリマ銀座店で手に取っていただけます。

July 28, 2016

Robert Campbell × ANTEPRIMA コラボレーション初披露

ワイヤーバッグとミラノコレクションで有名なアンテプリマとコラボレーションを立ち上げ、その成果をANTEPRIMA銀座旗艦店のオープニングレセプションにて初披露しました。

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1年前にクリエイティブ・ディレクターである荻野いづみさんと食事中。
「いづみさんの服が着たいから、早くメンズを作ってください。」
「それを言うならロバートさんが早く作りなさいよ!」
ふつうあり得ない展開ではあります。
そこからコツコツと練り上げてきたのは、ジェンダーフリーに3シーズン着られる着心地のよいすこぶる上質なニット5点。男のワンピース、と勝手に呼んでいるウールのツナギが斬新。


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自分がデザインした服を着て何百人と会話をする、初体験ずくめの夜。

ニットの織りとタッグの中に、あの仔が、こっそり隠れています。夕ちゃんやったね!

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July 10, 2016

YOMIURI ONLINE『ヨミダス歴史館』からインタビューを受けました。

『ヨミダス歴史館』のヘビーユーザーとしてインタビューを受けました。私は少なくとも週に2回は「ヨミダス」を使っているのです。

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「ヨミダス」では明治〜昭和の読売新聞が一貫検索でき、当時のまま読むことができます。明治時代の新聞を「使える、読める、探せる」のです。研究だけでなく、執筆やコメンテーターの仕事でも役立ちます。

インタビュー全文はこちらをご覧ください

July 2, 2016

日本遺産サミット in 岐阜に参加しました。

昨日は岐阜市にとんぼ返り。

文化庁や岐阜市等主催の「日本遺産サミット in 岐阜」に参加しました。

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まずは、本年度新たに選ばれた19団体への「日本遺産」認定式から。

 

そして、いよいよサミット開幕です!

認定団体によるイチオシ観光スポットの発表や、座談会が行われ、文化資源の掘り起こしと活用について議論しました。

   

僕の発言は、森の長城プロジェクトでやっていることをイギリスのNPOと比較した話。

他のパネリストは宮田長官、生駒芳子さん、細江岐阜市長、蝦名観光庁次長。それぞれの視点で具体的な提言があって実りの多い座談会でした。

  

  

 会場の外に去年と今年認定された全国市町村の日本遺産ブースが30近くあったので、回りながら話を聞きました。IMG_0157.JPGのサムネイル画像

 

 奈良県吉野町の林業500年の造林と文化、ということで吉野葛のお干菓子をゲット!

 美味しかったです。

  

  

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和歌山県は捕鯨の日本遺産。 

 

 

  

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 朝長佐世保市長と小村呉市長と。

軍港の歴史でつながる物作りの「遺産」があるとは。

 

 

 他にも鯖街道(若狭)、教育遺産群(日田、水戸他)、軍港(佐世保、呉他)、珠玉と歩む物語(小松市)など、頭の中の日本地図を塗り替えさせられてしまうような魅力的な新「遺産」がめじろ押し。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/nihon_isan/