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ROBERT CAMPBELL
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August 14, 2013

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晴耕、のち牛食

火曜日ということで昨日はスッキリ!! 出演。いつものコースで首都高を走って約30分。車の中は新聞をあさり読み。いちおう当日のラインアップを頭に入れて関連記事を探すが、たいがい関連のない、面白ニューズが目に留まり、やがて日本から遠く離れた南米やら中近東まで飛び出しては、どろどろのローカル事件に浸りだしたところで汐留に到着する。パリ発信Le Mondeの夏休み特集で取り上げていた、地中海沿岸の渚キャンプ(le camping sauvage)で思い思いの小屋を造ってバカンスを過ごしている人たちの表情にほっこりしました。

昨日は夏休みらしくソフトなネタが並びました。トップだけ、一昨日の都内豪雨に取材していて、大竹真アナウンサーが夜に我が家近くの停電地域を歩いておられるからびっくりしました。道一本隔てたところで懐中電灯で缶詰の夕ご飯。こちらは冷房ありで熱々のカレーライス、食後にパソコン三昧で災害の訪れに気づくすべはありません。都市災害の恐さはここに潜んでいるなと実感するVTRでした。

OA終わりでふたたび車に乗って、サントリー美術館で開催中の「生誕250周年 谷文晁」展へ。江戸時代後期の関東画壇を率いて巷でも最大の人気画家だったが、あらゆる画法に挑みオールマイティに活躍した文晁という人間にはこれといった一貫したスタイルが見出せず、言いかえると現代の我々が求めがちな「人間」の癖や臭いなどを画面から感じ取ることが難しいのかもしれません。しかし日本の文人画家がどうやって絵を描いたのか、をこの企画展から知ることができます。粉本学習の過程はもちろん、文晁が日本を隈なく歩きながら山の稜線を写し取ったり、寺院では古宝を模写したりするその姿勢を展示品が映し出しています。また江戸では、大名屋敷から町人居住地にいたるまで彼がいかに多くの人々と交わり、胸中にぼうだいな画像集積庫(展示図録、板倉聖哲氏論文)を作り上げたかも直感でつかめて、なかなかよく考えられた展示でした。

午後は半蔵門にあるJFNスタジオに向かい、「PEOPLE 編集長!お時間です。」を収録。8月のゲストはJAXA名誉教授で宇宙工学者の的川泰宣さん。的川さんには8月27日打ち上げ予定のエプシロン・ロケットについてたっぷりと、最後には子供とその親を相手になさっている宇宙教育の模様を熱っぽく語っていただきました。

夜は毎週スッキリ!! でごいっしょしている香山リカさんと納涼夕食会。18:30、西荻窪にあるイタリアン・ビストロTrattoria 29で集合。あれこれおしゃべりしながらあれこれ前菜とパスタをつまみ、最後にはお店イチ押しの肉料理を頂戴しました。

beef.JPG

茨城産黒毛和牛(左)に、熊本産えこめ牛(右)、それぞれ300gr.、合わせて4人分。どちらも雑味がなく旨い!に違いないけれど、このごろ味が深くさっぱりした赤身が好みなので、わたくしは、軍配をえこめ牛の方に上げました。

Rika and me.JPG

帰ってくると昼間に出された日大教授・田中ゆかりさんからのお便りが着信。昨日のブログを見てくださったとのこと。その上で、次のように書いておられます(田中さん、掲載許可ありがとう!)

「お書きの小説における「脱方言」は、ヒーローは標準語という役割語セオリーのどまんなか、と思いました。

大河の『武田信玄』で、信玄は共通語、足軽頭は「甲州弁」という時代劇における安定装置です。これが、くずれてきているのが近年で、ここのところの日経で連載される時代小説は、ほぼヒーローもヒロインも「方言キャラ」です!

「脱方言」といえば、話はズレますが、先日「役割語」研究の元祖とお話をした際に、

「脱方言」ドラマは『純と愛』、
「ドラマ方言におけるリアルさの追求」は『カーネーション』、
「ニセ方言ドラマ」は『あまちゃん』、
 
朝ドラに限らず、 方言の用いられ方からみたドラマのこの3類型はけっこういけるのではないか、 という話で盛り上がりました!」

じぇじぇ~!気づかずに見ていた朝ドラは(教科書にけっして書かれない)日本語の教科書であったとは!田中さん、もっと教えてください!